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3月31日

神は愛です

Iヨハネ4:16

武安 宏樹 牧師

① 愛によって造られた私たち(創1:27-31)
聖書は創造主の神が天と地と全ての動植物、神に似せた特別な存在として、人を造られたことを記します。「神のかたち」は外見に非ず、善悪を判断して、生きる精神のことで、その内奥に神を愛し人を愛する霊性を備えられました。赤子は親に抱かれ乳を吸うことで、愛され受け入れられている実感を得ます。以降も養育しつつ次第に手を放しながら、精神的&経済的自立へと導かれて、社会のモラルを学びながら家庭を築くのが、基本的なライフサイクルですが、ベルトコンベアに乗せられた人生、悪くなる世界の不条理に疑問を抱きつつ、私たちは自分が何者でどのように社会に参与すべきか、意味を求める者です。

② 愛を壊そうとする私たち(ロマ1:29-31)
神の最高傑作である人は、本来は神の栄光を現す存在として生きる意味も、完全な道徳も備わっていましたが、最初の人は神に背いて悪魔へと従います。神の愛に背を向け自分の生きたいように生きることを、聖書は罪と言います。これにより神との交わりの部屋が壊れ、金も評価も恋人を得ても満たされず、人も社会も奪い合いを繰り返し弱っています。「罪の報酬は死です」(ロマ6:23)人生の意味を解せず、神から個人的に与えられた恵みを知らずに滅びるとは、恐ろしいことです。人生は神の御手の内に生きることで、初めて見出します。疲れを覚えている人はいますか? 人生を導くパートナーが不在だからです。

③ 愛を回復される私たち(ヨハ3:16)
罪人ばかりで争いの絶えぬ世を正すために、神は御子を私たちの代わりに、死刑に処しました。それだけでなく復活させたのは神が人を愛するゆえです。人生の目的と生きる喜びと自分に何が与えられているか、知らせるためです。「第一に、この方がそのよみがえりによって死に打ち勝たれ、そうして御自分の死によって私たちのために獲得された義に私たちをあずからせてくださるということ。第二に、その御力によって私たちも今や新しい命に生き返らされている、ということ。第三に、私たちにとって、キリストのよみがえりは私たちの祝福に満ちたよみがえりの確かな保証である、ということです」(ハイデルベルク信仰問答45)信仰&希望&愛こそキリスト者の価値観。最上の愛に応えてキリストの門下生となりましょう。

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